長からむ心も知らず黒髪の 乱れて今朝はものをこそ思へ
待賢門院堀河
さくら百人一首に関して駄文記事を上げていますが、早くもネタ切れです(笑、たぶん最後か)。
実際のところ、百人一首の歌は藤原定家が自由に選んだそうですが、恋に関するテーマを扱う歌が多いようです。
そういう意味では、本来の歌の解釈に関して言えば、少なくとも現役時のさくら学院のメンバーにはまだ早い内容が多いと思います。(そう信じたいです!)
今回取り上げる歌は百人一首でも一番アダルトな内容だそうです。
ちょっと差がつく『百人一首講座』 待賢門院堀河(80)
https://ogurasansou.jp.net/columns/hyakunin/2017/10/17/1366/
なんの知識もなく歌を読んでもよくわからないとしか言えない私ですが、上記の解説を読んで、は~そういう歌だったのかと少し驚きました。
たしかに注意して見ると「黒髪の乱れて今朝は」の部分は現代でも通用する表現かもしれません。
待賢門院堀河という人は待賢門院の侍女だったようです。この人自身は知らなかったのですが、日本史は好きなので待賢門院の名前は知っており、このあたりの歴史もなかなか面白いです。
待賢門院は鳥羽天皇の后で、崇徳天皇、後白河天皇の母という身分でありながら、鳥羽天皇が出家後に美福門院を寵愛することになったため、後半生はあまり幸せではなかったようです。
権勢を失った待賢門院が落飾すると、堀河さんも付き添って出家したようですね。
話を戻すと、この歌については本来の歌の解釈であればさくら学院とは関連性はほとんどないと思います。
さくら百人一首にこの歌が取り上げられた事情を知らないので、生徒が自由に解釈したのかとは思いますが、この歌を担当したのは2016年時はあの子ですか。う~んなんというかという感じです。
初代の担当は小学生かいな(笑)。